寝る前にスマホを見過ぎたり、飲酒やカフェインをとってしまったり…ついやってしまう夜の行動が眠れない原因につながると言われていますが、寝苦しくて暑い夏は体温調節も大切です。入眠しやすい環境を整えるために室温・体温の調節をして身体を温め、身体の冷えを防ぎましょう。
目次
寝苦しい夏!眠れない原因は
日中はもちろん、最近の夏は夜も暑いですが、寝ている間に暑さで目が覚めてしまうと、翌朝の寝起きがスッキリしなくて一日中気分がすぐれなくなってしまうことも。夜眠れなくさせている原因とは?単純に「寝室が暑い」だけではない原因がいくつかあるので、確認してみましょう。
1.冷たい物をとりすぎる
冷たいものを食べると、体が冷えてしまい血流が悪くなり、新陳代謝が低下します。すると身体に老廃物がたまり、疲れが取れにくくなってしまうことが考えられます。暑いからといって、冷たいものばかりを食べたり飲んだりするのは、一時的にはヒンヤリとして気持ちがいいですが、食べ続けていると、かえって身体を悪くしてしまいます。
2.暑いからと言ってシャワーだけで済ませる
夏は湯船に浸からずシャワーだけで済ませていることはないですか?湯船に浸かるとよけいに暑く感じそうですが、夜に湯船に浸かると身体の中が温まり、血流も良くなるため、眠るころには手や足を通して外へ熱が逃げるとされています。そうすると深部体温が効率よく下がり、深い眠りにつきやすいのだそう。より深い睡眠をとるためには、身体を温めることが大切です。
3.汗をかかないで過ごすことが多い
汗をかかずに涼しい部屋で一日中過ごしていると、疲れていないけど、なんだかだるいと感じることがありませんか?冷房のきいた部屋で身体を動かさず一日中過ごしていると筋肉が硬直し、血流が悪くなります。冷房を切る必要はないですが、少しでも身体を動かすことにも意識を向けてみましょう。
これらはすべて体温を下げている習慣であり、体温調節がしにくい身体を作る原因となっています。これが「なんとなくだるい・夜に寝苦しくなる」ことにつながりやすくなります。
体温調節をして眠りやすくする5つのポイント
体温調節をしやすい身体を作り、眠りやすくするためにはどのようなことをしたらいいでしょうか。夜にしっかり体を休めるためには、全身の血流の流れをよくして自律神経のバランスを整えるのがポイントとなります。血流をよくする工夫や体温調節しやすい手軽な生活習慣をご紹介します。
1.38~40度くらいの湯船に浸かる
暑いときは、サッとシャワーで済ませたくなってしまいますが、できるだけ湯船に浸かりましょう。ぬるめのお湯に浸かると深部体温が上がり、深部体温の落差が広がることで、ぐっすり眠りやすくなります。38~40度くらいの少しぬるめの温度で、時間は5~10分程度で大丈夫。湯船に浸かると、一日の疲れが取れてリラックスでき、副交感神経が高まるのも眠りやすいポイントにつながると考えられています。
2.足裏マッサージをする
身体を温めるために足裏を刺激するのがおすすめです。筆者の場合は、全身につかうローラーをソファのそばに置き、ソファに座っているときにローラーを使って足裏マッサージをするのが習慣になっています。ちょっとした時間にできるし、気持ちがいいので気楽な気持ちで続けられますよ。
3.適度に運動する
血流を良くするためには、筋肉を少しだけ刺激するような運動習慣があると望ましいです。だからといって筋トレを無理にしなくてもOK。軽くストレッチをするだけでも、筋肉が刺激され全身に血液が流れていきます。そうすると、自律神経のバランスが整い、ぐっすりと眠りやすくなるのです。無理のない程度で身体を動かしたほうが、かえって眠りやすくなるので試してみてください。
4.通気性の良い袖丈の長いパジャマを着る
睡眠時は日中の覚醒時に比べ体温が約0.5~1.0度低下するといわれています。そのためエアコンをつけたまま、半袖・短パン等で寝てしまうと、身体が冷えすぎてしまう場合があります。快適な睡眠を得るためには、通気性が良く、袖丈の長いパジャマを選ぶことがおすすめです。
なお、小さな子どもだと、お腹が冷えてしまう事も考えられるので、筆者の子どもが小さいときはお腹をスッポリ隠してくれるパジャマを愛用していました。暑いからといってお腹を出したり、薄着で寝るよりも、適切なパジャマ選びをして身体を冷やしすぎないよう、ぐっすりと眠れる環境を整えましょう。
5.高麗人参入りのドリンクで身体を温める
正官庄のドリンクには、6年根高麗紅蔘エキスに、ナツメ・ショウガ・ケイヒ・クコの実が入った植物混合エキスを配合。紅蔘の研究を長く続けた大木製薬だからこそできた配合内容。
まだまだ暑い日が続いているので、毎日元気に過ごしたい方におすすめです。
暑い夏でも体を温める習慣を
寝苦しい原因は、単純に暑いだけでなく身体の冷えが原因となっていることもあります。夏でも体を温めることに意識を向けて、生活習慣を見直してみましょう。