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2024年12月16日

麹で腸活!手作り麹調味料の作り方とメリットをご紹介!

自分で麹調味料を作るのは難しそうと思っていませんか?手作りの麹調味料は、料理の味を引き立てるだけでなく、健康にも良い影響を与えます。特に腸内環境を整える効果があり、腸活にもぴったりです。今回は、簡単にできる麹調味料の作り方と、腸活のメリットについて詳しくご紹介します。

麹調味料とは?

米に麹菌を繁殖させたものを米麹といいます。米麹は、甘酒や味噌、醤油など日本の発酵食品を作るのに欠かせないものです。麹調味料は、この米麹を使って作った調味料を指します。また、麹菌に含まれる酵素の働きによって、食材の旨味を引き出し、保存性もアップ。肉を柔らかくする効果も期待できます。

麹調味料を実際に作ってみよう!

今回は、毎日の料理に取り入れやすい醤油麹、塩麹、玉ねぎ麹の3種類の麹調味料の作り方をご紹介します。
醤油麹や塩麹は、普段の料理の味付けとして、醤油や塩の代わりに加えるだけで簡単に味が決まります。玉ねぎ麹は、コクのある旨味で、和食から洋食まで幅広く使用できるのが特徴です。
完成までに少し日数がかかりますが、少ない材料で簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

▶︎ 準備

  • ・計量器
  • ・保存容器
  • ・スプーンやヘラ
  • ・フードプロセッサー

麹調味料は、1週間~10日ほど保存容器に入れて発酵させる必要があります。
麹菌以外の雑菌が混入して腐敗するのを防ぐために、保存容器とスプーンは、アルコールで拭いてよく乾かすか、煮沸して消毒しましょう。

▶︎ 材料

今回は、市販の乾燥麹300gを使って、醤油麹、塩麹、玉ねぎ麹の3種類の麹調味料を作ります。

  • ・乾燥麹・・・300g(それぞれ100gずつ使用)
  • ・塩  ・・・105g(塩麹70g、玉ねぎ麹35g)
  • ・醤油 ・・・100~150g
  • ・玉ねぎ・・・300g

混ぜるだけ!醤油麹の作り方

まずは、初めてでも簡単に作れる醤油麹の作り方をご紹介します。


  1. 1. 清潔な保存容器に乾燥麹を100g入れ、麹と同量程の醤油を注ぐ
  2. 2. 清潔なスプーンでかき混ぜる
  3. 3. キッチンペーパーを輪ゴムで留めて蓋をし、常温に放置
  4. 4. 1日1回は底からかき混ぜて1週間~10日熟成させたら完成!

醤油の量は厳密に測る必要はありませんが、麹がひたひたになるくらいが目安。しばらくすると、麹が醤油を吸ってきます。写真のように、上からのぞいて麹が見えるくらい醤油が少なくなっていたら、麹の表面が浸かるまで醤油を足してください。

常温で1週間~10日ほど経ち、麹の粒がつぶれてとろりとしてきたら完成の合図です。完成後は、しっかり蓋をしめて冷蔵庫で保存しましょう。

醤油麹は、いつもの料理で醤油の代わりに使うことができます。食材の旨味を引き出すので、から揚げやトンテキなどの肉料理の他、冷奴やサラダにかけてそのまま食べても美味しいですよ。

万能調味料!塩麹の作り方

塩麹は、どんな料理にも使いやすい万能調味料です。ひとつあるととても便利なので、ぜひ作ってみてください。


  1. 1. 清潔な保存容器に乾燥麹100g、塩70gを入れてスプーンで混ぜる
  2. 2. 水260mlを加えてさらに混ぜる
  3. 3. キッチンペーパーを輪ゴムで留めて蓋をし、常温で放置
  4. 4. 1日1回底から混ぜ合わせ、1週間~10日熟成させる
  5. 5. 麹の芯がなくなり、とろっとしてきたら完成

完成後は、蓋をしめて冷蔵庫で保存しましょう。

塩麹のまろやかな旨味は、他の調味料いらずで味を決めてくれます。塩麹で肉や魚を漬け込むと、麹の力で身が柔らかくなり、とても美味しく調理できるのもポイントです。また、野菜やお刺身、納豆などに混ぜてそのまま食べるのもおすすめ。麹の自然な甘みで食材そのものの美味しさを味わえます。

ちょっとひと手間!玉ねぎ麹の作り方

塩麹に、さらに玉ねぎの旨味を加えた玉ねぎ麹。
コンソメのような旨味が特徴で、洋食の味付けにもよく合います。


  1. 1. 玉ねぎ300gを滑らかになるまでフードプロセッサーにかける
  2. 2. 清潔な保存容器に乾燥麹100g、塩35g、玉ねぎを入れてスプーンで混ぜる
  3. 3. 水分が足りない場合は、麹が浸るまで水を加える
  4. 4. キッチンペーパーを輪ゴムで留めて蓋をし、常温で放置
  5. 5. 1日1回底から混ぜ合わせ、1週間~10日熟成させる
  6. 6. 麹の芯がなくなり、甘い香りがしてきたら完成

玉ねぎによって水分量が違うため、必要に応じて麹がひたひたになるまで水を加えてください。玉ねぎの甘い香りがして、色が薄ピンクやベージュのような色に変われば完成です。

完成後は、蓋をしめて冷蔵庫で保存しましょう。お肉や魚に漬けるのはもちろん、シチューやスープ、ハンバーグなど洋風の料理に加えるのもおすすめです。
我が家では、シチューの味付けに玉ねぎ麹を使いました。

ほかの調味料いらずで、旨味たっぷり!子どもたちにも好評でした。

麹調味料を使うメリット

麹調味料は料理の味を引き立てるだけでなく、健康にも多くのメリットをもたらします。特に、腸内環境を整え、免疫力の向上や美肌効果など、さまざまな健康効果があります。ここからは、麹調味料を使うことで得られる具体的なメリットについて解説します。

▶︎ 腸活になる

「腸活」とは、腸の働きを良くする活動のことです。麹に豊富に含まれる酵素は、食べ物の消化や栄養の吸収を助けて腸内環境を改善し、全身の健康状態向上に役立ちます。腸は、第二の脳と呼ばれるほど重要な器官。麹調味料で腸活をすることは、全身の健康につながります。

▶︎ 免疫力の向上

腸には、多くの免疫細胞が集まっています。麹調味料を摂取すると腸内環境が改善するため、免疫細胞も活性化し、風邪や感染症に対する抵抗力が高まると考えられています。特に季節の変わり目や風邪の流行時期には、麹調味料を積極的に取り入れるのがおすすめです。

▶︎ 美肌効果

腸内環境が整うことで、体内の老廃物や毒素が排出されやすくなり、肌の調子が良くなることがあります。また、麹調味料に含まれるビタミンやミネラルも、美肌をサポートする役割を果たします。日々の食事に取り入れることで、肌トラブルの予防や改善が期待できるでしょう。

まとめ

麹調味料は、食材の旨味を引き出し、料理の味をワンランクアップしてくれます。さらに、豊富な栄養素と麹の力で、健康にも良い影響を与える優れた調味料です。あなたも麹調味料を日常の料理に取り入れて、腸活を始めてみませんか?麹調味料は簡単に手作りできるので、ぜひ試してみてくださいね。

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