1~2歳前後になると少しずつ気になってくる、お子様のヘアカット。
まだまだ言葉もまともに通じないし、じっとしていてくれないし、美容室に連れて行くのは難しそう・・・でも、自分で切るのも、やったことないし・・・さて、どうしよう?
とお悩みのママさんもいらっしゃるかもしれません。
先輩ママさんたちは、実際どうしているのか、聞いてみたところ・・・
■大きくなるまで(3歳~多少じっとできるようになるまで)切らない
■前髪だけはなんとか自分で切って、後ろは美容室(に行けるようになるまで切っていない)
■男の子なので、バリカンで!
■失敗しても気にしないと割り切って、自分で切っている
といったお声が聞けました。
やはり、自分でやるのはなかなか難しい・・・というのがママさんたちの本音。
失敗してもいい!と割り切ってやっているという方や、男の子だからバリカンで丸坊主!という潔い方もいらっしゃいますが、美容院に行ける年齢まで待つ、というのが多くのママさんの意見でした。
でも、髪の多さや伸びる早さもそれぞれ、また暑い時期に髪が長いとあせもやかぶれの原因になってしまったり、目にかかると視力の発達に影響が出たり、目に入って炎症を起こしてしまうこともあり、できることなら自分で切りたい!切ってあげたい!という方も多いのではないでしょうか。
今回は、「とりあえず前髪だけでも自分で切れるようになりたい!」という方のために、1歳~3,4歳くらいまでのお子様の前髪カットを、自宅でも簡単にできる方法をお伝えします。
切る前に・・・心構え
自宅で簡単に・・・とは言っても、プロではない人が「はさみ」を使って切るので、危険がないよう十分に注意して行わなければなりません。
そろそろ髪を切ろうかな、と思われたときは、まず以下の環境を整えてから行うとよいでしょう。
①切る方以外に、もう一人大人の目を
たとえばママさん一人で切ろうとすると、どうしても髪を切ることに集中してしまい、お子様の挙動に注意が向かなくなってしまいがちです。
切っている最中にお子様の手が出てきたり、急に何かに興味を示して頭を動かしたりすると、はさみで手や顔を傷つけてしまいかねません。
できるだけ、パパさんやその他の大人の目、サポートがあるタイミングで実施しましょう。
②お子様が機嫌の良いときに、「髪を切ろうね」と声掛けしてから
お子様がご機嫌斜めだったり、何か他のことに集中していたりするときに無理にやろうとすると危険です。
機嫌がよさそうなときを見計らい、「髪をちょきちょきしようね~」などと髪を切ることに少し興味をもたせるように声掛けしてから始めましょう。
③制限時間は5分!「こだわりすぎない!」と自分に念押しを
小さなお子様がじっとしていられる時間は、ほんのわずかです。
そのわずかな時間で切り終えるためには、一つ一つの作業をてきぱき進めて「こだわりすぎない」ことが重要です。
はじめから完璧を求めすぎないようにしましょう。
≪準備するもの≫
●はさみ(散髪用を用意するのがベスト)
●すきばさみ(あれば尚良し)
●コーム(平たいくし)
●椅子(お子様が好むものでOK)
●新聞紙かビニール袋(椅子の周りに敷いてあとで髪の毛処分を楽にするために使用)
●子どもの首から下に巻くケープ、エプロン等(大判のゴミ袋を開いて巻くなどしてもOK)
Let’s Try!
環境、心の準備と、必要なものを揃えたら、やってみましょう!
■前髪カットの方法■
①右側と左側に分けて、半分ずつ行う。
まず片側半分の前髪をコームですくい、はさみと反対の手の人差し指と中指で髪をはさみ、おでこから少し離すように持つ。
目指している長さより少し長めの位置を、はさみを横向きに持って「まっすぐ」切る。
反対側も同じようにして切る。このとき、先に切った側の髪の毛も一部一緒にすくい、長さが同じになるようにする。
⇒まずはとにかく、「まっすぐ」バサッと潔く切りましょう。
最初からこだわっていると、時間がかかってしまいます。
地面から斜め45°くらいの角度をつけて持ち上げて切ることで、おでこの丸みに自然に寄り添う軽い仕上がりになります。
一度切ったら、コームで梳かし、まっすぐ切れているか都度確認ながら進めてください。
②前髪全体が切れたら、前髪の両端をもみあげ(女の子であれば、横の髪の毛)とつなげるイメージで、すこし丸く切る。
③すきばさみに持ち替え(ない方はそのままのはさみでOK)、前髪の上の方を部分的につまみ、はさみを縦に入れて、毛先を切る。
これを全体的に繰り返して、軽さを出す。
⇒すきばさみのある方は、部分的につまんだ髪をくるくるとねじり、毛先1センチくらいのところから、やわらかくはさみをいれる感じで、3回くらいシャキシャキシャキ、と切っても、自然な段差ができて良い感じに仕上がります。
ただ、すきばさみで一度切ると、結構大きく雰囲気が変わりますので、最初は慎重に、少しずつ様子を見ながらきり進めてください。
④最後にもう一度、前髪の底辺部分が切りたい長さになっているかを確認し、横にまっすぐ切りそろえて、完成!
お子様の注意を引く工夫
小さいお子様を5分でもじっとさせるには、何かに注意を向けさせるのが一番有効です。
お子様は動くものをじっと目で追う習性があるので、可能であれば、スマートフォンやタブレットなどで動画を再生し、それを見せている間に行うと、スムーズに行えます。
この方法はお子様向けの美容室などでも実施されているので、なかなかじっとしてくれない!という子には試してみると良いかもしれません。
切り始めるのには勇気が要りますが、始めてしまえばそんなに難しくはありません。
子どもにとっては大好きなママやパパが切ってくれた、というのは嬉しいようで、2,3歳くらいになると、幼稚園や保育園、児童館などで「ママ(パパ)に切ってもらったの~!」と自慢していたりするそうですよ。
ぜひ、チャレンジしてみてください!