クリスマスが近づくと、お子さんと一緒に何か特別なことをしたくなりませんか?今年は、100均アイテムを活用して、簡単で楽しい手作りクリスマスリースに挑戦!リースの由来や歴史も知りながら、親子で心温まる時間を過ごしましょう。
リースの歴史とクリスマス
リースの歴史は古代ローマ時代にまでさかのぼるとか。元々リースは、お祭りやお祝い事の時に冠として使われていました。ギリシャ神話でも、アポロンが月桂樹を使ったリースを頭にのせているほど。
古代ギリシャでは、オリンピックの優勝者に月桂樹を使った冠を与えており、勝利の象徴としても使われていた歴史があります。リースの丸い形は「永遠」や「輪廻」、「太陽」を意味しています。また、常緑樹を使うようになると「豊穣」や「繁栄」の意味も加わるように。その後ローマの国教がキリスト教になったあたりで、ローマの風習がキリスト教と結びつき、今の形になったのでは…と考えられています。
余談ですが、アポロンの場合はお祝いではなく、自分が追い詰めたダフネが月桂樹に変わってしまったので、愛の誓いとして月桂樹を使ったリースを作り頭にのせているそうですよ。
参考:https://www.eflora.co.jp/f_xmas/colum/xmas/04/
https://hekimen-kie.com/2021/03/17/origin-flower-wreath/
材料は「100均」でOK
クリスマスリース作りに必要なアイテムは、100均ですべてそろいます。
- ● リースの土台:発泡スチロールやツタのフレーム、毛糸
- ● デコアイテム:松ぼっくり、リボン、オーナメント、ガーラント、フェイクグリーン
- ● 接着アイテム:グルーガンかボンド
写真の材料も、すべて100均で買いました。デコアイテムは、クリスマスっぽければなんでもOKです。お子さんと「どれがつけたい?」などと相談しながら買うと楽しいですよ。
なお、フェイクグリーンはハサミでカットして使うので、あまり形にこだわらなくても大丈夫。雪がついたような印象にしたければ、白のネイルポリッシュを葉の先端や松ぼっくりに塗るのがオススメです。
クリスマスリースの作り方
①毛糸を適当な長さに切ります。足りなければ、後で追加すればOKなので、気軽にカットしてください。
②毛糸を半分におり、輪になった方をリースに通します。
③輪になった部分に、毛糸を通します。
④毛糸を引っ張って、リースに括り付けてください。
⑤②~④を繰り返す
⑥途中で毛糸が足りなくなったら、また適当な長さに切った毛糸を足します。
ちょうどピッタリ、リースに使えるくらい…ではなく、ちょっと長めにカットしておきましょう。
⑦切った毛糸を、足りない部分に固結びで固定。その後、②~④を繰り返します。
⑧最後までできたら、毛糸がとれてしまわないよう固結びします。
⑨余った毛糸を蝶結びにし、壁掛け部分を作ってください。これで土台の完成です。
つづいて、デコレーションをしていきましょう。デコレーションの方法は自由です。これからご案内する方法は、あくまでも参考とし、お子様と好きなように楽しんでくださいね。
⑩写真の○部分にボンドかグルーを塗り、リースに張っていきます。
今回は左右対称にしましたが、非対称でもOKです。
⑪フェイクグリーンを4分割します。均等でなくて大丈夫。大きなものは下に、小さなものを上に配置すればバランスよくなります。
松ぼっくりなども、どんどんデコレーションしていきましょう。
⑫こちらのオーナメントは2本合わせて足の部分をねじり、さらに折りたたみます。ねじって折りたたむことでボンド(グルー)の接着面が増えるため、土台にくっつきやすくなります。
ボンド(グルー)をつけたら、リースの土台に差し込むようにして接着してください。
どんぐりなど、お好きなデコレーションアイテムをどんどんつけていきましょう。
⑬星が連なっているオーナメントも適当な大きさにカット。裏にボンド(グルー)をつけたら、お好きなように配置してください。
全体のバランスを見ながら、残りのオーナメントを張り付けていきましょう。
写真の人形は、帽子の裏側にボンド(グルー)をつけて、土台に張り付けてください。そのほうが安定します。
⑭最後にリボンをつけましょう。リボンにはワイヤーがついているので、壁掛け部分の根元にねじってとめてください。
これで完成です!お疲れさまでした。
手作りリースで家族の絆を深める時間
手作りリースの良さは、親子で一緒に過ごす楽しい時間です。お子さんの個性が光る飾り付けやデザインは、家族だけの特別な思い出になるでしょう。また、手作りなら予算を抑えつつオリジナル感を楽しめる点も嬉しいポイントです。家族でそれぞれ自分だけのリースを作ってみるなど、工夫しながらクリスマスの準備を楽しんでくださいね♪